3のハレとケ

コンテンツ力で殴れ

理系は学部就職か?大学院進学か?(情報工学出身の視点より)

お久しぶりです!情報学研究科M1になった3です

 

先に全体の目次

 

卒業,学部卒,大学院進学,社会人

前回から約2年放置してました()すみません!!!

たま〜に,ブログのあの記事面白かったとかの声を聞くたびに

書こう書こうと思ってたら2年経ってた

 

研究室に入って,めちゃくちゃ忙しい学部3年後期を過ごし,

学部卒で就活をし,院試を受け,卒論を書いて,

国内学会と国際会議CHI2022に投稿したりしてました

(この環境変化で「、。」から「,.」デフォに変わった)

 

あ,あと,自分のポートフォリオサイトも作ったから公開したいんだけど

バチコリ個人情報になるのでまたの機会にどこかでリンクを公開したい!

 

話を戻すと

理系大学生の皆さん!

今の時代は大学院行くのが当たり前みたいな雰囲気になってますけど

学部で就職するか,大学院へ進学するか迷ってませんか?

 

研究室に入るまでは

大学院で別の大学に行こう(あんま好きな言い方じゃないけどいわゆる大学院ロンダ)を考えていました

でも,研究室に入った最初の半年があまりにもしんどくて(初めてやることが多すぎてパンク)

学部で社会人に脱出しよう!!ということで

学部卒(2022年卒)で1度,就活をしてました

 

その結果,某大企業(一応ここでは控える)エンジニアとして内定をいただきました

 

が,それを辞退させていただいて

院進して,同じ研究室にM1として今も在籍しています

 

前置きが長くなっちゃったけど

学部就活・院試 どちらも経験した比較的珍しい身として書こうと思います

 

前提のスペックや条件としては以下です

1.情報工学が専門(めっちゃコードが書けるわけじゃないし落単もしてる)

2.就活開始は学部3年の3月

3.結局は院進

 

結論

結論としては,

ほどほどの数の会社を就活して

社会人と院進,どちらの選択肢も選べるようにしたらいいと思います

 

最初からどちらか一方を選ぶのではなく,選択肢が増やしてから再度自分の人生を考えたらいいです

脳死で院進するんじゃなくて,とりあえず就活をしてみて選択肢を増やそう!

具体的には?

学部卒として3~7社ぐらい就活をして(卒論や院試が負担ならない程度に)

内定を得たらそのときに院進するかを考える

 

どこも内定が得られなかったとしても

大学院でまた就活するときやインターンの応募にめちゃくちゃ役立つので

その経験が死ぬことは全くない

 

ぼくの例としては学部3年の3月から就活スタート

3月

とにかくESを出す

企業としては誰でも知ってる企業(知ってる企業しかわからなかった)

業界はIT

希望の職種はハッキリ1つに絞り切れてなかったので

Web系エンジニア,データサイエンティスト,外資コンサル,IT企画職など幅広く(広すぎてあんまり良くない)

4月

一次面接や二次面接を受ける

OfferBoxとかで逆求人できた知ってる企業来たら新しくエントリーしてた

Web系の早いところは合否出る

5月

一次面接はだいたい終わって3月にES出してまだ残ってる持ち駒の二次面接

5月下旬ぐらいにはしんどかった研究室に慣れてきて,院進を決意

6月

6月の初めには内定か否かほぼ出揃って学部卒の就活は終了

 

でも,このままの流れでB4でも参加できるインターンに申し込む

6月7月インターンの面接

8月院試

9月上旬インターン1つ目(6人しかいないのにたまたま研究室の先輩もいた)

10月初めインターン2つ目(実は,6月に一度内定をいただいた企業様)

 

学部就職と大学院進学のメリット・デメリット

どちらの選択をするか,自分にとってのメリットとデメリットを紙に書き出してみましょう

1番大きいのは時間金銭面だと思います

 

ご自身でも考えてみてください

以下はぼくの個人的なつぶやきみたいなものです

時間

当たり前ですが,学部卒の方が2年早く経験を積めます(かなり魅力的だと思います)

一方で,長期休暇や平日の休みはなかなか有給取るぐらいでしか取れないので

まとまったお休みは取りにくい

 

大学院生も研究・授業・就活で忙しいですが

平日フルタイム全部使ってコミットしているか?と言われるとそうでもない気がします(研究室の忙しさに依存しますが)

金銭面

大学院生は授業料が発生します

給料はありません

 

社会人は給料がもらえます

 

ただ,大学院生の場合,

授業料の減免であったりJASSOで奨学金を借りても

在籍している大学内で奨学金を借りている人の上位3分の1ぐらいに入れば借りた210万円が返還全額免除か半額になったりします

最近は民間企業や財団の給付型奨学金も充実しているので人によっては

大学院生をしながら社会人の給料を上回ることも考えられます

 

具体的に仮定を置いて計算すると

まず,社会人の方を計算

学部卒新卒の年収が400万円とします

この内,2割は税金等で引かれるので手取りは320万円

社会人になって一人暮らしする場合,固定費として家賃や光熱費を1ヶ月10万円とすると年間120万円が必要

そうなると差し引きで残るのは200万円

 

次に,大学院生の方を計算

授業料減免かつJASSO全額免除になればこの時点で+100万円

その他,民間の給付型奨学金やアルバイト/インターンでさらに+100万円以上を得られる算段がついた場合は社会人と同じになり金銭面の問題がなくなる人もいると思います

 

また,別の観点で1つ

学部卒で社会人3年目と大学院卒1年目の給料を比較したとき

多くの日本企業では,大学院卒1年目の方が高いことが多いようです(入りたいと思った企業のOpenWorksとかを見るとその企業に勤めている社員さんのコメントが見れます)

 

実力主義が謳われる世の中になってきても

学部卒で2年早く社会人経験があるにも関わらず

院卒1年目の給料に追いつくのは平均して4年かかるとこが多いようです(OpenWorksを眺めて得た複数の情報)

院進したら学部卒の時に落ちた企業に悪い印象を与えるのではないか?

このようなことで不安になる人がいると思います

ぼくもこれが気がかりで少し不安でした

 

でも結論を言うと,全く気にする必要はないです

どちらかと言うと喜ばれます

実際に人事の方に聞いても,「学部の時に落としたから2年後大学院生として再度受けただけで落とすとかいう意味ないことはするわけない」と言ってました

 

まずそもそも,大企業とかだと何千何万ものESが企業には届きます

1つのESを読むのはおそらく数分です

また,2年後同じ人が面接等を担当する可能性も少なければ,学部の時のESを再度参照して見返す時間は全くないと思われます

 

本選考でES落ちした企業にインターンで全く同じESを出したら通過しました

そういうものなので,そんな重く考えなくて全然良いと思います

 

なんなら学部の時もエントリーしてくれたんだ!ってことで喜ばれるし面接中も話しやすくなります(志望度が高いと評価を得られる)

ぼくが得た就活の小手先なテクニック

面接の終盤で,逆質問を設ける企業さんは多いです

そこで逆質問タイムになったとき,「メモを取ってもいいですか?」と言うと

メモを実際に取る取らないに関係なく,「事前に用意した逆質問を確認する」ことができます

 

ただ,経験上

逆質問は面接官の方のバックボーンに触れながら会話をする感じで進めるのが1番感触が良いです

1番ダメなのは一問一答みたいに用意した質問をただぶつけて,次の質問に行っちゃうこと

 

質問→回答してもらう→返ってきた回答に深ぼったり触れた質問

を意識した方がいいかな〜と,個人的に思います

 

なので,ぼくはだいたい「どういう仕事を普段されているのか?」「新卒で入ったか転職で入ったか?」を聞いて話を広げていきます

最後に

上記はあくまで一例であり,

自分の志望する業界・職種・企業/就職と院進どっちにするか

をよ〜く調べて考えてみてください

 

院進一択で院進すると大学院でしんどいときに辛いと思いますが

選択肢があった上で院進したら気持ちも変わると思います

 

後輩の何人かに「とりあえず就活をやってみて選択肢を増やせ!そのあとまた考えてみたらいい!」と伝えたら3人ぐらい実行してる人がいて個人的にうれしい…

言ったことをすぐに実行に移してくれる人すこです

そういうのを見ると逆の立場になったときはぼくもそうなるようにしよう〜って改めて思う

 

久々に書いて3300文字

ブログも重く考えずもっとラフに書いていこう〜っと